剥がれたままのペディキュアを
あなたのせいにしている。

素足で歩くには
秋風がもう冷たすぎて。

独り寝の夜に眺めれば、
ただ何か侘びしいようで。

ぼんやりとあなたを想う。



抜け落ちた赤が
ぱっくりと口を開けて笑っている…。